「「「………え………?」」」 その場の全員が言葉を失った。 ただひとり、平然とした顔をしていた人がいた。 「だよね、じゃなきゃこの学園の制度に口出すわけないし、亜蔵家や相模家を知らないはずないし。」 「……亜季斗くんは気づいてたんだね…。」 「あたり前でしょ、他のみんなも薄々知ってたんじゃないの?でも、信じたくなかったんでしょ?」 亜季斗が冷たく言う。 「やっぱ、一家を滑るものは鋭いね。」 拓馬が関心しながら言う。 「信じたくなかったけど……」 黎音が苦笑いで言った。