「どういうことですか……?」 拓馬が聞く。 「まぁもう生徒会の一員だから良いでしょう?真琴ちゃん。」 麗子はそう言って笑う。 「私は構いませんけど……京雅さんや理事長が……」 「大丈夫。あの人には私から言っておくから。京雅くんはどうにかなるわ。」 そう言うと麗子は紅茶を一口飲んだ。 「……真琴ちゃんは私と、あの人。城内 勘四郎の養子なの。」