「麗子さんはあの、相模家の直系ですからね。」
拓馬がニコニコしながら言う。
「相模家…?」
(どっかで聞いたような名前だなぁ……)
「そうそう。相模家。相模 麗子さん。」
(相模家…相模家…相模家……あぁ…思い出せないなぁ…)
「そんな昔のこと忘れちゃったわよ~拓馬は口が上手ね。」
麗子さんはそう言って紅茶を入れ始めた。
「お、奥様!!そんなことはわたくしめが…!!」
メイドが慌てて麗子さんを停める。
「いいのよ。久しぶりのお客様だもの。それに…真琴ちゃんのお友達だから。」
そう言って紅茶を入れた。


