「真琴様のお父様は理事長さんなんですよね?」 万桜が聞く。 「うん。そうだよ。」 「あのさ、あんた、自分の立場わかってる?」 亜季斗が言う。 「あ…っ……」 亜季斗にそう言われて万桜は下を向いた。 「亜季斗くん!いいんだよ万桜ちゃん。万桜ちゃんはもうナイトじゃないんだから。」 「そうだよ。万桜ちゃん。万桜ちゃんはもうマーキスの一員なんだから。」 拓馬が言う。 「僕は認めないよ。ナイトがマーキスなんて。」 亜季斗が拗ねて言う。