万桜は真琴に友達と言われて嬉しそうに笑った。 「いやぁ~真琴ちゃんのお家ってどんなのなんだろうねぇ~」 拓馬が楽しそうに言う。 「僕らよりは小さいですよ。絶対。ね、真琴先輩?」 亜季斗が振り返って聞く。 「え?うん、そうだね……」 (叔父さんの家で小さいとかどんな豪邸に住んでるのよ……) (私にとっては叔父さんの家も相当なんだけど……) そうひとりで思いながら麗子さんが準備してくれたリムジンに乗った。