「綺麗なお名前ですね。京雅さん。」 真琴がそう笑っていう。 「母さんは昔から病弱だって言ってたからな…」 京雅は照れながらいう。 「…そういえば京雅さんの家って代々亜蔵(あくら)家が結婚相手なんですよね?」 亜季斗が言う。 「お前…よくそんなこと知ってたな。」 「へへ~ん♪お使いする身なのでこのくらいは知っとかないと☆」 自慢気に言う亜季斗。 「亜蔵家…?」 「真琴ちゃんって本当に箱入り娘なんだね、思った以上に知らないなんて…」 拓馬が呆れていう。