小鳥のさえずりが聞こえる。
朝日が光り輝き、また1日が始まる。

ああ、朝の空気って本当にいい。

こんな気持ちが弾むものなんだね。

気持ちと同時に心も弾む。



…私、詩愛理(しおり)は
今年で高校2年生になりました。

私は何をするにもミスばかり、
特技も自慢できることもない。




夢も特にないし、
何かを頑張ろうとする意欲もない。


探せばどこにでもいそうな
そんな女子高生。

また今日も何となく1日が過ぎていき、
ただただ疲れて帰路につき、
家に帰れば即就寝。

明日もこんな日々が続くと思うと
なんだか生きていることへの
疑問させ感じるんだ。

でも死にたいなんて思ったりはしない。





絶対最期まで頑張ろうって決めたから。

何があっても、
寿命が来るまで精一杯生きようって。


たとえ私の命が







明日尽きてしまったとしても








それまで生き続けたいって


心からそう思っているから。