すると いきなり俺の横を通り抜けて 走って階段を下りていった。 何で泣きそうな顔なんか してたんだよ… くそっ。 俺は自然と 体がことりを追いかけていた。 「おいっ!」 呼びかけても一向に止まる気配はなく そのまま玄関を飛び出していった。 俺は靴を履きことりを追いかけた。 「あいつ、はぇな。」 どんどん先を行ってしまう ことりの背中を見て俺は本気で走った。 まぁ、俺も本気で走ったら すぐに追いついたわけで 「待てって!」 ことりの腕を掴んだ。