そうたはセットしていた
髪の毛をくしゃくしゃとした。
「俺さ、気づいたのは今なんだよ。
でも初めて会った時からさ
明るくてちょっと気の強いさちが
気になってしょうがなかったんだよ。
普段は女子とあんまり喋りたいと
思わないけどさちと話してると
楽しくてさ…」
そうたは、はぁとため息をついた。
でもその気持ち…わかる気がする。
「俺と似てる…」
つい口から出てしまった言葉。
運良くそうたの耳には通らず
「でさ、今日さちを見て
めっちゃ可愛いと思ったんだよね。
好きだったんだって気づいた。」
俺は自分の中のモヤモヤが
少しだけ晴れていく気がした。
もしかして…
「ていうか、兄ちゃんのおまえに
こんな話するなんて
超恥ずいんだけど。」
そうたは真っ赤になりながら
そっぽを向いた。
こんなそうた初めて見た。

