俺たちは駅とそうたたちの
家の方向に向かって歩き出した。
俺の横にはそうたがいる。
後ろでは楽しそうに話しをしている
妹たちの姿。
「はると…焦ったぜ俺…」
そうたが小声で呟いた。
「何が…」
俺は訳が分からず聞き返した。
「さっきの告白…」
あぁ…やっぱそうたもなのか。
少し安心した。
「そうだな…」
「きっと、ことりが心配だったんだ
俺は!そうだ…
ことりのことが心配で…」
何ブツブツ言ってんだこいつ。
そうたはサラサラの髪の毛を
くしゃくしゃと手で掴みながら
独り言をぼやいていた。
心配…
その言葉が俺の心から離れなかった。

