「こいつ、遥斗だよ。
いつも俺が話してる。」
お兄ちゃんはさちのお兄ちゃんを
指差して笑った。
「えっ!はるとってあの?!」
私はすごく驚いた。
だってはるとというのは
お兄ちゃんがいつも家で話してる
親友のこと。
まさかそれがさちのお兄ちゃん
だったなんて…
「ちょっと!ことりことり!
どうしたの!?」
私はかなりぼーっとしていたのか
隣でさちが私の顔の前で手を
ひらひらと振っていた。
「えっ!あ、ごめん!
ちょっとびっくりして。」
さちはなにそれ〜と笑っていた。
「えっとちょっと待って…
全然意味わかんないんだけど…
どゆこと?」
さちは頭にハテナを浮かべていた。
それもそうだろう。
私も今混乱気味だ。

