お兄ちゃんも電気を消して
ベッドでぐっすり眠っていた。
そりゃそうか…
もうこんな時間だし
寝てるよね…
はぁ。とため息をつき
部屋の扉を閉めた。
でもどうしたらいいの…
雷止んでよ。眠れないじゃん。
怖くて怖くて
部屋に戻ろうとした時
またゴロゴロと大きな音で
雷が鳴って
怖い。
もうやだ。泣きそう。
もう涙がでかかっていた
「ことり?」
低くて綺麗な声。
私の大好きな声。
私がクルッと振り返ると
上下スウェット姿のはるとくんが
立っていた。
「は、るとくん…」
グスグスと涙が出てきてしまった。
するとはるとくんが
ゆっくりとこっちに向かって
歩いてきた。

