うわ〜。

寝起きのはるとくんだ…

サラサラの髪の毛は
全然寝癖が立ってなくて

髪を少しくしゃくしゃと
させながら下におりてきた。


眠そうな顔してる…



「4人とも来たわね!」

ママ達は大きなキャリーバックを
みんな一台ずつ持っていて…



なんか…嫌な予感…



「今から手短に大事なこと話すから
ちゃんと聞いてね!
私達、今日から出張なのよ〜。」

ママが話し始めた。


あっ出張ね。
今日だけとか言ってたっけ。



そしてママに続きさちのママが

「そうなのよ〜。5ヶ月。」


ああ、5ヶ月ね。

5ヶ月…5ヶ月…




5ヶ月!?





「ちょっ…」

私の言葉を遮りママが続ける。

「それで〜♪
5ヶ月ママ達家あけるから
あんた達!一緒に住んでね。」

はぁ!?

「男2人の方が安心だし
それにさちもことりちゃんと
住む方が楽しいでしょ?♪」

な、何言ってますん?!
さちのママ!


「ってことで私達
もう行かなきゃだから!
また連絡するわね〜♪気をつけてね!」

マ、ママ!待って!

「じゃあ兄2人!妹2人を頼んだ!」
「健闘を祈る!」


はぁ!?なに言ってんパパ達!



そして私達が呼び止める間も無く
4人は家を出て行った。