「急に?無理だよそんなの…
ね?お兄ちゃん。」
私がお兄ちゃんに同意を向けると
「うん。母さん急すぎだよ。」
ほらやっぱり。
すると…
「うっ…うぅぅ。
私…みんなとご飯食べたかったのに…」
いきなり顔を手で覆い
泣き出してしまった。
出たよ…
ママはいつもこうして泣く真似をして
私たちに絶対拒否させないんだよね。
それでも無理って言い続ければ
いいんだけど
この人こうなると本当に面倒くさくて
私達が承諾するまでずっとこうなの。
だから私とお兄ちゃんが
折れるしかないんだ…
お兄ちゃんは横でため息をついて
「はぁ。わかったから…」

