【遥斗said】
俺はことりの頭を撫で続けた。
「ことり。」
さっきまで泣いていたのに
いきなり俯いて真っ赤になってる。
可愛い…
ってそうじゃなくて…
「何で泣いてたのか言ってみろ…」
理由を聞いてやらないと。
ことりは口をモゴモゴさせて
「嫌だったの…」
真っ赤な顔でこっちを向いた。
嫌…?
「何が?」
俺が聞き返すと
ギュッと目をつぶって
「はるとくんが!電話してる時
女の人の名前呼んでたの聞いて
嫌だったの!」
一気に吐き出してまた泣きそうに
なってることりをみて
抱きしめたくなってしまった…
待て、俺が女子の名前を
呼んでたのが嫌だったのか…?
それってヤキモチ…?
あれは呼んだわけではないんだけど…
やべぇ。嬉しい。
嬉しい…?
俺、何で喜んでんの?

