ENCHANTED~Onewingangel~

「お母さんっ!」

愛は女の様子を見る。

「はぁ…」

私はキッチンに行き、ナイフを出した。

そして、女に近づく。

「おっおい、何しようとしてんだよっ」

虎が叫んだ。

「殺す気かっ!?」

「天羽、やめろ!」

「翼っ!」

「や、やめて!お母さんを殺さないでっ!」

愛も叫ぶ。

「おい、いい加減にしろっ!」

空夜が後ろから私の体を抑えた。

その拍子にナイフが手から滑り落ちた。

私は後ろの空夜の腕を掴み、背負い投げした。

「くっ…」

「空夜っ!お前っ」

虎と葎は私に殴りかかってきた。