「お前、お袋に会ったら?」

「は?何それ。直接復讐しろと言ってるようなもんよ?そうしてほしいならするけど?」

「違う。ただ、会ってほしい。それだけだ。」

「はぁ…もしかしてあの女を殺すかもしれないわよ?いいの?」

「そんなことさせない」

空夜は私を真っ直ぐと睨んだ。

「怖い怖い。仕方ないわね。機嫌を損ねられると嫌だわ。じゃあ、行ってやるわよ」

「ああ」



〜放課後〜

「空夜…」

「なんだ、虎」

「なんでこいつ等がいんだよ!?」

大きな家の前に4人と私と彰が立つ。

「母さんに会わせる」

「はぁ!?なんでだよ!もしかしたら母さん殺されるかもしんねんだぞ!?」

「そんなことはさせねー」

「…でもよ…」

「悪いな…虎」

「…おう」