ENCHANTED~Onewingangel~

「あんた達はあの女の子ではないのよね?あの女はあんた達の父親と再婚したんでしょ?知ってるわよ。それであの女は今も幸せ暮らしていると?ふざけんじゃないわよ!!絶対に許さない。あの女もあんた達もね!」

「…嘘だ。母さんがんな事するはずない!デマカセだ!」

虎が反論する。

「へぇ。この私を見て、あんたまだそんなこと言えんの?あの女、そんなに愛されてるのね。」

「っっ!」

「ごめんなさい。お母さんがそんなことしてたなんて、知らなくて…」

愛が悲しそうに俯いた。

「同情?守られてばかりの弱いあんたにんな同情なんかされたかねんだよ。それに、謝られたって許すわけねーだろ!」

「ご、ごめんなさい…」

あーあ、また泣いちゃって。

「悪いと思うんなら、死ねば?」

「えっ…」

「てめぇ、なんてこと言いやがる!」

「う…わ、たし…」

「どうせ出来ないでしょ?弱くて無垢なあんたには。」

「ごめん、なさい…」

「チッ、本当にムカつく!」

「…私は、」

は、何?