ナイトゲーム

振り返って相手を確認した俺は正直、驚いた。

だって見たことも無いような美女が
そこに立っていたんだから。


「あいたたた。...あ、ぶつかって済まないな。お前を視界に捉えなかったんだ。」


「あ、いえ....。だ、大丈夫です。」


容姿に反して乱暴というか、固いというか、変な話し方をしているその美女は、華原学園の制服を着ていた。


「じゃあな、少年。」