人間不信と女嫌いが 益々ひどくなった 永友君と呼ばれると 吐き気がするように なっていった。 あの女の声と 言葉が蘇るから 俺の名を呼ぶな。 その汚い声で呼ぶな。 俺はもう 周りが見えなかった。 助けてやれなかった。 後悔 春菜が死んで笑う奴。 怒り 俺の中には醜い感情と ひどい喪失感があった。