「いえ・・・
大丈夫です」
「…言い辛いかも
しんねぇけどさ?
教えてくれよ」
「何をですか?」
「何で昨日、
こんな所まで来て
手首切ったり
したのかだよ」
「覚えてない
、ですよ…」
「そっか…」
「はぃ」
「んじゃ、お前は
もう少しの間
俺んちに居って」
「え?」
頭が混乱する
「ほっとけへんわ。
お前、このままじゃ
死んでしまうやん」
「私…死なないです。
だから帰ります」
「まぁ俺の話聞いて」
「…分かりました」
助けてもらって
泊めてもらったのに
話も聞かないのは
あまりにもダメ
だと思った。