「ん…」


・・・


どこ?ここ


私はまだ
まだぼやけて
見えない目で
辺りを見た。


「永友、君?」


そこにはベットに
もたれかかってる
永友君がいた


腕を見ると

いびつな巻き方の
包帯が私の腕を
包んでいた。


少しずつ
記憶が鮮明に
戻ってくる。


私…あの後


「起きた?」


急に声がして
声のした方を見る。


「へっ?あっ…
ごめんなさい」


「なんで謝んの?」


「あの・・・
迷惑かけました」


「俺、お前に
迷惑かけられた
とか思ってねぇよ」


「でも…」


「俺のが悪かった。
動揺して怒鳴って」