「いたい・・
痛いで、す」


「なんだよ・・
これ・・・」


「・・・」


「何してんだよ」


永友君の声が
喋るたびに
どんどん
低くなっていく


「手首を
切っただけです。」


「自分で・・か?」


「もういいですよね?
ほっといてください!」


「何してんだよ!」


「なんでも
いいじゃないですか」


「死ぬつもりかよ?」


「そうですよ」


「はっ?なん」


「死にたいから」


「死ぬなよ」


「じゃあ・・
教えて下さい!!
私が生きる意味を!
私は分からないです

教えて下さい…」



だから教えて?


どうして私は
生きてるの?