偽装恋愛カレカノ




「離し、て!!」


なんだか

急に心が痛くなって

憎しみが膨らんで

止まらなくなった


私は幸の手を
振り払った


「私だって、ね
無理してた!!」


「はぁ?」


「隆がずっと
好きだっ、た!」


「そんなの
聞いてない」


「なんで幸なの?って
ずっと思ってた!!」



「ずっと幸じゃ…
なかったらって・・」


そう言った後
私は幸を睨んで
教室を出た。


あんな場所に
私は居たくない。


洸…

隆…