ザワついた
教室に入る。
私が入った瞬間
冷たい視線と
陰口が私の耳に
入ってきた。
「死ねば
よかったのにね」
「黙れ。
死んだり
なんかしない」
予想もしてたし、
覚悟もしてた。
なのに・・
こんな苦しいなんて
「もう来たんだ?
一生来なくて
よかったのにー」
そう言いながら
幸が私のイスを
私に向かって
蹴ってきた
「ったッ・・」
勢い良く
私の足に当たって
思わず声が出る。
周りの子は
クスクス笑って
こっちを見る。
「宮沢の彼氏とやって
彼氏取ったんだって?
俺らともやってよ」
そう言って
男子が笑う。
「やってない・・
あんたらとなんか
絶対やりたくない」
やめて…
やめて…?
やめて…っ!

