偽装恋愛カレカノ



「芽衣・・
今日は学校」


「うん…
分かって、る」


「芽衣…」


「あた、し
声でないし…
でる、よおに
なったら…」



私がこの続きを
言いかけた時

勢いよく
ドアが開いた。


「芽衣!
いい加減にしろ」


「りゅ・・う」


「甘えんな」


「うるさ・・」


「いいから行くぞ」


「や・・」


「芽衣!」


隆が怒鳴る


「お母さんッ…」


私は必死に
お母さんを見た

だけど…

お母さんは
私を心配そうに
見ているだけ。