(別れよ)


「はっ?
なんで?」


(元々嘘の
付き合いだったし)


「それは」


(幸ともう友達じゃ
いられなくなる)


「だからなんだよ」


(私の利用価値
なくなるじゃん?)


「お前・・まじで
言ってんの?」


冷たい視線と
低い声が
私に向けられる。


体が震えたけど
私は続けた。


(もう、いいよ。
優しくしないで。
私はもう使えない。)


「何言ってんだよ」


(だから・・
関わりたくない)