「幸、行くぞ」 鳥肌がたった。 低い声。 幸を睨む瞳に。 私は花瓶を 持つ手を止めた。 皆は普段 見せないけど こんな怖い 一面もあったんだ 「うっ・・うん」 幸は肩を震わして 隆に着いていった。 幸・・ 幸がそんな風に 思ってたなんて 何も知らずに 皆幸せだなんて… 私は愚かだね。 結局何も 見えてなかった。 何にも 見えてなかった。