偽装恋愛カレカノ





「ごめんなさ」


「なんで
ここに来たのか。
それは知らない」


いきなり真剣な
表情をして
私を見る。


「はい・・」


目が合わせられない


なんだろう。

後ろめたい?

ううん・・違う


目を合わせれば
きっと私は
逆らえないから。


逆らえなく
なるから…


「明日洸来るし
俺も話すこと
あるけど…」


「はぃ…」


そう言って
私の瞳を
捕らえてから


「芽衣も
ちゃんと話せよ?
じゃねぇと、
あいつだって
困るだろ」


そう言った。


蓮先輩・・

お世話になる


だから理由
言わなきゃって

思ってた。


言わなくても…
いいの?


蓮先輩…