偽装恋愛カレカノ



そのまま蓮先輩は

私の腕を掴んで
引っ張っていった。


何か・・喋らないと


「ど、して私の事
見つけられ
たんですか?」


下を向いて
問いかけた。


「おかんから
電話あった」


「…約束破って
ごめんなさい」


ホンマ・・
迷惑かけたな


「お見通し
やったからええ」


「分かって…
たんですか?」


「お前ごめんなさい。
っていっとった」


「聞いてたん
ですか!?」


私が思わず
上を見ると

蓮先輩は
ずっと私の方を
見てたのか

視線が合った


「ごめんなさいより
ありがとう。の方が
嬉しいけどなー」


そう言って
にっこり笑った


「・・・」


「あっ、べつに」


「ありがとう…
ございます」


そう言って
お辞儀した