偽装恋愛カレカノ



「待てって!」


しつこく
洸が私の腕を掴む


「何よ」


私は睨む


「お前が嫌でも
連れて帰んねぇと」


いい辛そうに
私のほうを見る


「あーっそ?
洸が私を迎えに
来たくて来たわけじゃ
ないんだもんね」


違う…こんな事が
言いたいんじゃない。


「ごめん・・私
あん、なひどい事
言ったし探してもらう
権利なんかないよ・・
優しくしないで」


「それは」


「蓮先輩も洸も
汗だくで探してくれて
ありがとう・・
だけどもう、
私に関わらないで」


「芽衣!」


蓮先輩…

洸…?


二人に何が
あったか
知らない。



だから何も
言えないけど


二人とも
ちゃんと
話し合って?


お願いだから…