偽装恋愛カレカノ



「蓮せんぱ」


私が思わず
叫びそうになると

洸の手が
私の唇を覆った


「んん・・」


「な・・に
ふんのよ」


私は力一杯
自分の手で
洸の手を
どけようとする


全く叶わない


そうこう
してる間に


今度は蓮先輩が
起き上がってきて


「芽衣、返せ」


低い声で
そう言った


「お前…
よくそんな事」


洸が言ってる
途中で蓮先輩が

私の腕を掴んで
引き寄せた。


私に喋る権利は
ないの!?


「お前、芽衣に
何したんだよ」


「あぁ?」


「春菜が
死んだのだって
お前のせい
なんだろ!」


…なに?