あんたに惚れた



『はぁ。もぉいいよ。結局お前はそーゆー女。車に黙って乗り込むとか、アホすぎだから。さすが元援交娘。元淫乱は今も健在だな。きたねー女。』

「大雅、あのねっ…」
『うるせーよ。聞きたくねーから
その話。俺に話すな。今後一切
その話は俺の前でするなよ。
気分悪りぃからな!』

ぷち。
切られた…。
怒ってたな…大雅。
そりゃあそーだよね。
でも、もぉ、どーすればいいの?

また涙が溢れてくる。

〜♪
電話だ!大雅!?

なんだ、陸か…。

「もしもし、何?」

『何してんのかなーって思ってー!
あれ?奈菜ちゃんないてんの!?』

「ちょっとね、いろいろあって…」

『話てみて。力になるよ。』

「そんなこと言ったって、どーしよーもないの!」

『わかんないぢゃん。聞くよ。』

なぜだかわからないけど、
今日起きたこと、大雅に言われたこと
全てを話した。

少しでも楽になれるよーな気がして。