「明日は、交流を深めるために2泊3日の林間学校があります」





これは、神田くんと進展できるチャンスと思ってずっと待ち望んでいたイベント。




「桜庭さん。楽しそうだね?」



「へ?」





右から声が聞こえると思ったら





「か、神田くん!!」




「ん?」




「いや、なんでも////」




「顔赤くない?」




「神田くん、面白がってない?」




「うん」







もー、神田くんバカにしてるよね?
でも
そんなところも好き…なんだよね





昼休みになり私は沙羅とお弁当を食べる
お弁当の時に話す内容っていえば神田くんトーク




「ねぇ、神田くんってなんで髪切らないの?」


「面倒くさいから?」



「え!そんな理由?!」



「うん。光の髪切ってあげるって言ってるのになぁ」



「沙羅ずるーい!!私も切りたいよ、」



「ごめん。変態にしか聞こえない」




ゔぅ…沙羅はたまに毒を吐くんです




「神田くん、あんなかっこいいけど中学の時モテモテだったの?」



「え、そりゃあそうでしょ。
やばいくらいモテてたし。
学校でダントツ。
ファンクラブもあったしね」



「え?…そんな?!」




あらためて、自分が好きになった人がどれくらいすごいか改めて知った







「なっちとは、いつから両思いなの?」





「萌、質問多い!笑」

「だってー」

「はいはい。分かったから」

「さすが沙羅」






「えーとね、
中1の時に付き合い始めたんだけど、5ヶ月で終わっちゃってさ
そこから、進展なかったのに急に中3になってイチャイチャし始めた感じ」



「両思いって本当?」




「公園でキスしてるとこ見た人が結構いるんだよね…」