教室の扉をガラッと開けると 教室の真ん中には見慣れない 大きな白い机。 後ろの方にもその机の半分位の大きさの机。 そして2つの大きな机を囲うようにおいてある 青いパイプ椅子。 それより、皆が私に注目している。 何も言われないのか、 ひそひそ話を始めてしまうのか、 と不安に思ったら 皆が一斉にこう言った。 「おはよう!」 と。 こんなことは初めてで 内心泣きそうになっている自分も居た。 「おはよう...ございます」 下を向いて私はそう挨拶を返した。