たった7ヶ月の恋物語。




教室の扉をガラッと開けると


教室の真ん中には見慣れない
大きな白い机。


後ろの方にもその机の半分位の大きさの机。

そして2つの大きな机を囲うようにおいてある
青いパイプ椅子。


それより、皆が私に注目している。

何も言われないのか、
ひそひそ話を始めてしまうのか、
と不安に思ったら


皆が一斉にこう言った。
「おはよう!」

と。


こんなことは初めてで
内心泣きそうになっている自分も居た。


「おはよう...ございます」

下を向いて私はそう挨拶を返した。