諦めないと誓いました!

「えっ、なんで井波くんが飲むの?!」



井波くんは私の言葉を無視して薬の隣に置いてあった水も口に含んだ。



それと同時に一気に井波くんの方へ引き寄せられ、



私と井波くんの唇が重なった。



「っ……?!」



そのまま口へと流し込まされた薬。



飲み込むと井波くんは私からゆっくり離れて「もう寝ろ」と耳元で囁いた。



「は、はい…」



口移しで飲まされた薬。



井波くん、あなたも熱があるんじゃないですか?



そう思いながら私はいつの間にか眠っていた。