そこは遊園地だった。


私の隣には先輩がいて、楽しそうに笑ってて。


『次、あれ乗ろうか!』


と言って、手を差し伸べてくる。


その手をとって、先輩と一緒に遊園地を満喫する。




最後に、観覧車に乗って。


窓に映る姿は私じゃなくて。

多分、彼女さんの姿なんだろう。


……先輩の笑顔は。



夢の中でも、私に向くことはないのだ。