「……。でも、手はあるよ!」 と、後ろから声がした。 「子犬!?」 「なにしに来たのさ…。」 ウサギが、来るなよ!と言う。 「因みに、僕はこのマグカップ。」 ウサギと同じように見せてくる。 可愛らしい、音乃子が使ったらカワイイだろーなという、マグカップ。 「で、手ってなに?」 「それわねぇ。…君たちが、良いなら。でも反対する!って言うかも。」 イヤァアと、中々言わない。