彼があたしを抱くとき


明日も今日と同じ日が来る。

母の内なる海はまだ当分、涸れはしないだろう。

疲れた。

母はあたしによりかかるように、
家に帰ってきた。

興奮した精神と疲労した身体の間で、意識がたゆたう。

重い身体を、横たえながら秀太と母と毎日の生活の間を漂う。

明日も変わらずに母と、どなり合うだろう。

秀太とはまた抱かれるかもしれない。

いつか、別れる時がくるのだろうけれど……。