彼があたしを抱くとき


まったく混乱している、母もあたしも。

母はたしかにあたしのことを大切に思ってくれているからこそ、
悲しむのだろう、がそこには女としての姿もある。

あたしには、目の前に、蜒々と襟褸を積み上げられたようで、
どこから手をつけていいのかわからない。