彼があたしを抱くとき


「俺ね、中尾に、言いたかったんだ」

「何を」

「中学ン時から、お前のこといいなぁって思ってたよ。十万馬力なんてニックネームでさ、こう子供を産んだら、すげぇカアチャンになるんじゃないかってね」

「ひどいこと、言うよね〜だれだっけ、嫁のもらいてもないジャジャ馬だって言ったのは」

二杯目のコーヒーが、運ばれてくる。