「こんな形とはいえ、亜莉好に彼氏かぁ。」

「そうそう。 信じらんない。」

むかっ。

「2人とも、バカにしてるでしょ!」

私にだって、彼氏の1人や2人くらいできるもん!

確かに、こんな形になっちゃったけど。

「ハッッ‼︎ 亜莉好に彼氏できるの、越された‼︎」

「雪は、作ろうと思えば、いつでも作れるでしょ!」

そうだ!そうだ!

唯の言う通りだ!

「週一のペースで、告られてるでしょ!」

「えー。 だってぇ。 ピンとくる人いないんだもん。」

モテるのに、もったいない。

「そういう唯は、どうなのさ。」

雪が、言う。

「私は、部活忙しいから。」

バスケ部のエースだからね。

「えーつまんない。」

「悪かったね。」

「あはは〜。 」

2人とも面白いなぁ。