「ブラウス…」





「パパ…仕事の時間平気?」







「平気平……じゃない、平気じゃない…」





「……え」







「てか愛優も平気じゃないよな?…ブラウス」






「あー!!!」






「何?!」






「……それあたしのブラウス」






「………」




愛優が指、指したのは、俺が着てるワイシャツで。





「……は!?」





「その胸のとこに刺繍があるの!!」






「え~…なんで俺のハンガーにかかってんの」





「知らないよ、早く脱いでーっ!!」






「ちょ、引っ張るな…」