───………「…ん?」




目が覚めて布団から顔を出すと、寝室はオレンジ色に包まれていた。




ベッドサイドの時計は午後6時。





よく眠れた…と思って体を起こすと、鬱陶しい怠さは消えていた。




「あ、…良くなったかも」




少し体を伸ばして息を吐く。





体調が良くなったことに嬉しさを感じ、寝室を出てリビングに行ってみた。




リビングは真っ暗で、まだ誰も帰ってきていないみたい。




………──パチ





電気をつけてリビングの椅子に腰を下ろす。





「……寒い」



さっきまで暖かくしていたせいか、リビングは妙に寒かった。




「……蒼まだかな」



まだ帰ってこない、なんてわかっているのに…どうしても期待してしまう。