「ちょっと待って……探す」 洗面所で顔を洗ったり着替えたりして、目が覚めた頃には愛優も呆れ顔で。 「愛優ー?これは?」 洗濯物の中から引っ張り出したブラウスを見て、愛優は首を振る。 「……これ季蛍のか」 「もー!!どうしよう」 「…探す探す、先ご飯食べちゃえば?」 「ご飯ないよ」 「……あ。冷蔵庫にゼリーでも入ってるからそれ食べて」 「わかった」