「ただいま…」 "おかえり” そう言おうと思って振り返ったら、唇が塞がれた。 「!?」 すぐに唇は離れて、蒼は荷物を下ろす。 「な……」 「ふふ、ごめん」 スルスルとネクタイを外して蒼はリビングの方へと行ってしまう。