「院内デートも悪くないだろ」 「…そうだね」 強く手が握られたので、俺も強く握り返す。 「…デートの場所は関係ないね」 見上げてくる季蛍に 「……どうして?」 と問うと、 「蒼がいるならそれでいい」 と、頬を赤く染めて言う。