「そもそもデートなんてするの?普通」
夕食後の片付けをしながら、愛優は首を傾げる。
「見たことないよ、私の友達でデートしてる夫婦」
「デートに年齢制限なんてないもん」
「いやぁ…でも」
「したいからいいの!するの、絶対」
「そこまでムキになることか?」
蒼に笑われて顔が熱くなる。
「ばかにしないで!本気なの」
「んふふ、本気なんだ」
「んもう、その顔絶対ばかにしてる」
「してないってば。デートに本気になるところがまだまだ変わらないな」
「どういう意味?」
「変わらない。いつデートなんてしなくていいって言い出すのか。
……まぁ言って欲しくないけど、そんなこと」
「………」
自分でも顔が赤くなっていくのがわかる。
「…はぁ、私挟んでラブラブしないでよね」
食器を重ねて呆れ顔の愛優は、キッチンへと入っていった。


