「うん、大丈夫。病院で検査してから許可は出すから」



「…はい」



「詳しいことは病院でやろう。でも顔色が見れてよかった」




「わざわざ来てもらわなくていいです…」




「家にいても暇だからね。蒼先生が家で仕事していっていいって言うし」



「……」



「甘い匂いするな、マフィンができたのかな」



「……マフィン、食べなかったら蒼…へこんじゃいますかね」



「マフィンダメ?好きなのに」



「…食べれそうにないって言うか」



ちょうどそのとき、寝室のドアが開いて。



「焼けたよ。食べる?」



小さなお皿の上に乗せられたマフィンが手元に置かれると、甘くて懐かしくて大好きな匂いがする。



「…食べる」