「あのさ……思うけど夏来…大きくなったら体弱いかもしれないよ」




「それは季蛍のせいじゃないって何回も言ってきただろ?」




「そうだけど…」



「ご飯食べたらもう寝室行って。明日許可もらえたらそれほど嬉しいことないんだから」










“季蛍のせいじゃない”





そんなこと言っても…私の体が弱いことは誰がどう見てもわかる事実なのに…。




蒼はいつも“優しい”






優しくしてくれると、涙が出てきちゃうのはなぜなんだろう。


いつも思うけど……また泣きそうになる。






「食べたらベッドね」


「…わかってる」